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研修講師プロフェッショナル研修モデルカリキュラム

 この研修では、研修講師や社内講師の方が、学習方法論やID等の教授法について体系的に学び、教育設計やラーニング・コンテンツ開発の進め方を知ります。
 また、インストラクション技術の基本を身につけ、学習者に対する適切な支援や学習到達度評価、フィードバックの仕方を体得します。

 この研修の目標は、以下の通りです。

  1. ケーススタディをベースにした学習者のための教案およびラーニング・コンテンツが作成できる。
  2. 学習目標に沿って、学習者の能力向上のための具体例を作成でき、その到達度を評価できる。
  3. インストラクション技術の基本を身につけ、動機付けや励まし等適切な支援ができる。

研修受講者の声(アンケート結果より抜粋)

  • 人材を育成することは教えるのではなく、考えさせることが重要であること。
  • 経験学習モデルを活用することで教育が良くなるので、計画段階、実施段階(講師)はそれを学習し、レベルアップすることが大切である。
  • 新しい教育の必要性と様々な研究者の理論について、実践の中から理論を解釈して行くことの妥当性について納得しました。今日学んだ理論の中には複数回めのものがいくつかあり、以前は理論の存在と名前の多さに圧倒されただけでした、今日はそれらに自分なりの解釈を加えて、理解を深める段階までになれた気がします。
  • 従来型の教育とこれからの教育で考えなければならないこと(新しい教育、教師のスキル、動機付け等)
  • 教えるから教えない(学習者の気付き)教育への意識革命は、世の中、研修会社、講師、学習者、クライアントが連携して変わらなければならない。その場合、講師が変わり、学習者を変えるのが最初のアクションであること。
  • 「教えない」講義の利点、講義理論の歴史と種類、体験(経験)型講義を行っていく上での留意点。
  • 新しい教育へのパラダイムシフトを他者へ実装する難しさ。
  • 転移モデルから経験学習、批判学習へのシフトの重要性、学ぶことの大切さ。
  • 理論は理論でちゃんとあり、理解しないといけないということ。講師も研修を楽しむことが大切ということ。
  • 覚悟を決めて「志」を高くもってがんばらなければ、何も変化(改革)は起こせないこと→岩になる。性善説で考える。
  • 新しい教育の手法への流れ、特に経験学習の背景とその意義について振り返る良い機会となりました。グループでの学習者同士の意見交換により、気付きをもたらされました。

全2日間の研修テーマ

テーマ1 学習の支援と促進(1日間)

項目内容(学習目的)学習要素・キーワード
オリエンテーション 講師としての課題と今後の方向性を明確にする。 教育の品質(ねらいの品質とできばえの品質)、IDの理論と実践
新しい教育 これまでに研究されてきたさまざまな学習の形態の違いを理解し、より効果的な学習方法を見出す。 ・教育のアーキテクチャ、学習と教育の違い、オブジェクト指向型学習
・アンドラゴジー(成人学習学)、P-MARGE、相互学習資源
学習者の動機付け 学習をする上で何がやる気につながり何がやる気を失わせるのか、PBLにおける学習者の行動心理など、行動科学やモチベーション論の基本を学び、適切な指導・支援・促進が行えるスキルを身につける。 ・モチベーションとは、外発的動機(誘因)と内発的動機(動因)
・マズローの5段階欲求、マグレガーのXY理論、科学的管理法、人間関係論
・やる気を高める方法、阻害要因と促進要因、職務満足の特性要因
・アクナレッジメント、傾聴、集団力学、社会的促進と社会的手抜き
・成長実感と自己効力感(Selft-Efficacy)
ファシリテーション技法 学習者の主体的な学びを引き出すための基本的なコミュニケーションの取り方を学ぶことにより、ファシリテーションスキルを向上させる。 ・学習の支援と促進、ラーニング・ファシリテーション、コーチング
・インヒビター、学習者のモニタリング、質問と発問、(1:1)xnの関係
・メタファーとアナロジー、学習到達度の評価、意欲につながる評価方法

テーマ2 PBLの理論と実践(1日間)

項目内容(学習目的)学習要素・キーワード
レッスンデザインとコースデザイン ID理論の適切な導入により、学習効果の高い授業設計やコース設計に生かす。カリキュラムの汎用性や生産性に関する考え方も学ぶ。 ・学習のフレームワーク、学習オブジェクト、IDプロセスモデル
・学習課題の整理、ガニェの9教授事象、メーガーの3つの質問、モデリング
・オブジェクト指向と学習設計、レッスン設計書・コース設計書の作成
ケーススタディとラーニングコンテンツ 成人学習学(アンドラゴジー)の意義とPBLによる学習期待効果を理解し、ケーススタディを前提とした学習コンテンツの種類とその作成方法を身につける。 ・成人学習とPBL(Project Based Learning)、二律背反と創造性
・学習効果の確認、ラーニングコンテンツの重要性、絶対正解と妥当解
・結果まねと原因まね、「ケースを学ぶ」と「ケースで学ぶ」
・メディア・ツールの活用、表現技術と効果、達成度の評価・測定
インストラクション技法 単なる「知識伝授」ではない、学習者の主体的な学びを促進するための「問題解決型」授業展開の方法を学ぶ。 ・PBLにおける学習の支援と促進、動機付けと励まし、LH効果
・学習のタイムマネジメント、コミュニケーション技法、気付きと合意形成
・疑問点の共有、理解度と満足度・難易度と進捗、フィードバック技法