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OJTトレーナー研修モデルカリキュラム

 この研修では、OJTリーダーやOJTトレーナーの方が、学習メカニズムや学習環境デザインの学習を背景に、育成対象者の個性を踏まえた育成プランの作成について学びます。
 また、ファシリテーションやコーチング、コミュニケーションの技術をみがき、育成対象者の育成支援(経験の整理・体系化の助言)についての方策を考えます。
 育成活動のPDCAサイクルを身に付けます。

 この研修の目標は、以下の通りです。

  1. 育成目標に基づき、業務範囲や対象知識・スキル及びトレーニーの個性を踏まえた育成プランが作成できる。
  2. トレーニーの効果的・効率的な経験学習の支援(経験の整理・体系化の助言)ができる。
  3. 自他のOJTの品質(活動結果)について検証・評価し、フィードバックできる。

全2日間の研修テーマ

テーマ1 WPLの実現(1日間)

項目内容(学習目的)学習要素・キーワード
オリエンテーション 現場での人材育成の問題点と今後の方向性を明らかにする。 OJTとOFF-JTの現状、なぜ人材が育たないのか
学習のメカニズム さまざまな学習形態の違いについて理解を深め、トレーニーに対する最適な学習法の提示の仕方を学ぶ。
また、自身の指導力の向上を図る。
・教育のアーキテクチャ、学習と教育の違い、オブジェクト指向型学習
・アンドラゴジー(成人学習学)、P-MARGE、相互学習資源
・学習転移モデル、経験学習モデル、批判的学習モデル、LH効果
学習環境のデザイン 成人学習のあり方を十分意識した上で、現場や業務に即した学習環境及びトレーニー個々人の育成プラン・OJT計画が策定できる。 ・ケーススタディとラーニングコンテンツ、成人学習とPBL
・WPL(ワーク・プレイス・ラーニング)、業務に即したケースの設計
・「ケースを学ぶ」と「ケースで学ぶ」、OJT計画と評価方法
達成度評価の設計 業務や育成プランに基く達成目標・評価方法を策定し、トレーニーの習熟度を測定する。
また、継続学習のための適切な支援ができる。
・達成目標の設計と測定方法(評価基準・評価指針)設計、学習効果の確認
・学習者の評価、設計へのフィードバック、形成的評価と総括的評価
・カークパトリックの4段階評価、フィリップスの5段階評価

テーマ2 HRMの基本となる考え方(1日間)

項目内容(学習目的)学習要素・キーワード
トレーニーの動機付け トレーニーのモチベーションを喚起し、自ら学ぶ姿勢と意識を向上させる。行動科学や行動心理、モチベーション論について理解し、適切な支援・促進が行えるようにする。
また、仕事における充足感や自己成長についての理解を深める。
・モチベーションとは、外発的動機(誘因)と内発的動機(動因)
・マズローの5段階欲求、マグレガーのXY理論、科学的管理法、人間関係論
・阻害要因と促進要因、ハックマンとローラーの職務満足の特性要因
・アクナレッジメント、傾聴、集団力学、社会的促進と社会的手抜き
・成長実感と自己効力感(Self-Efficacy)
ファシリテーション技法 OJT及びOFF-JTにおけるファシリテーション力の向上を図る。トレーニーと適切なコミュニケーションをとり、動機付け・励まし・叱咤など効果的な支援ができる。 ・学習の支援と促進、ラーニング・ファシリテーション
・コーチング、インヒビター、学習者のモニタリング、質問と発問
・(1:1)×nの関係、メタファーとアナロジー、意欲につながる評価方法
人材マネジメントの基礎 プロジェクトマネジメントの基本的な考え方を理解するとともに、「仕事で人を育てる」という姿勢とその方法論を身につける。 ・PMBOK 9つのマネジメント領域、人的資源マネジメント
・仕事と人材育成、WBS、スコープ/リスク/調達/コスト/品質マネジメント
・リーダシップとメンバシップ、参加の3状態、SWOT分析